Screen Pressoの使い方

2021年3月27日

Screen Pressoとは

Screen PressoはWindowsのデスクトップの、スクリーンショットを撮るソフトウェアになります。Windows標準のスクリーンショット撮影ソフトである「切り取り&スケッチ」をより強化したソフトというイメージで構いません。キーボード上のPrtScrコマンドを、Windows標準と置き換えます。

また、撮った画像に矢印、矩形、楕円、自由線、テキスト、画像、吹き出し、番号、括弧を描画する機能や、任意の箇所をハイライトで強調したりぼかしたりする機能もあります。

さらに、撮った画像の切り取りや、サイズ変更なども可能です。

画像だけでなく動画も撮影することが可能です。

Screen Pressoフリー版の制限

Screen Pressoは撮ったスクリーンショット上に文字や線などを描画できます。しかしフリー版は、一度描画を確定すると元には戻せませんので注意してください。有料版にアップグレードすると、一度書いた文字や図形を、後から削除したり修正したりできます。

また、動画を撮ることも可能ですが、フリー版はScreen Pressoのロゴが入ったり、最後に5秒間のCMが入ったりしますので、実用的ではありません。動画が必要な場合は有料版を購入してください。

Screen Pressoを起動する

まず、画面左下のWindowsマークをクリックしてメニューを表示させます。次にメニューをスクロールしてScreen Pressoのアイコンをクリックして起動します。

すると、画面右下のタスクバーにScreen Pressoのアイコンが表示されます。

初期設定をする

私の個人的な設定をお伝えしておきます。

Screen Pressoのアイコンをクリックすると画像の一覧画面が表示されます。その右上のスパナのアイコンをクリックするとメニューが表示されますので、「設定」をクリックしてください。

「ScreenPresso 設定」画面が出てきたら、「スクリーンショット」タブを選んでください。

スクリーンショットの設定画面で私は以下の様に設定しています。

初期設定の画像形式 : JPG
保存するファイル数:10000

画像形式は初期設定ではPNGですが、ファイルサイズが大きくなるのでJPGにしています。また、保存するファイル数は初期値では少ないので、とりあえず10000としています。

また、「動画キャプチャ」タブでは、動画撮影時に音声はいらないので、「録音&マイク」のチェックを外しています。

画像キャプチャ

キャプチャする(=スクリーンショットを撮る)

タスクバーにScreen Pressoのアイコンが表示されたら、そのアイコンをクリックします。すると下図の様な画面が出てくるので、左下の「キャプチャ」をクリックします。

次に、キャプチャ(=スクリーンショットを撮る)するか、録画するかの2択になるので、「指定領域のスクリーンショット」をクリックします。

すると画面のマウスカーソルの位置を中心に十字線が出てきますので、キャプチャをしたい範囲を左クリックを押したまま範囲指定してください。以上でスクリーンショットが撮れます。

キャプチャした画像を削除する

キャプチャに失敗したり、余計な画像を撮ってしまった場合には削除しましょう。
タスクバーのScreen Pressoのアイコンをクリックするとこれまでキャプチャした画像の一覧が表示されます。そこで、削除したいキャプチャを選択します。

画像を選択したのちに右クリックをするとメニューが表示されるので、「削除  Del」をクリックしてください。

「選択したファイルを完全に削除しますか?」というダイアログが出るので「はい(Y)」をクリックしてください。これで完全に削除されました。

文字や矢印などを描画する

Screen Pressoは撮影した画像に文字や矢印を入れたり、一部分を円や四角で囲ったりできます。また、個人情報など見せたくない部分がある場合、「指定領域をぼかす」ということも可能です。

まず、キャプチャした画像一覧を表示して、文字などを入れたい画像をダブルクリックします。すると、下図のようにキャプチャされた画像の上に描画用のツールバーが表示されます。

それぞれのアイコンの上にマウスカーソルをかざすと、説明が出てくるので困ることはないと思います。

例えば、一番左の上向きの矢印をクリックすると、複数の矢印の形が選択できるようになります。お好みの矢印の形を選択したのち、矢印を描きたい起点で左クリックし、そのまま終点までクリックしたまま線を引いてください。

線や文字の描画ができたら、左上の「確定」アイコンをクリックしてください。

画像にある個人情報を見えなくする

文字や線などの描画は慣れていただくとして、重要なのが個人情報を隠す点です。隠したい箇所があるのであれば、描画用のツールバーの右から3番目、ティアドロップ型のアイコンをクリックしてください。

まずは、下図の右下にある、「Posted by nobu」という部分を隠します。

消す様子を動画で動画撮影したのでご覧ください。実施している手順は以下の通りです。動画はループ再生されています。
①「指定の領域をぼかす」アイコンをクリックする
②ぼかしたい範囲を指定する
③ぼかした範囲をダブルクリックする
④ぼかしのレベルを最大値にする
⑤ぼかした範囲以外をクリックして処理を終える

処理が終わったら、左上の「確定」アイコンを必ず押して修正を完了させましょう。

動画撮影

動画を撮る

上記のような動画も簡単に撮影することができます。出力形式はGIFかMP4です。Youtubeとかに上げるならMP4にしてください。私は動画を上げたことはありませんが、Youtubeが対応している形式です。

まず、先ほどまで使用していなかった「録画」の方をクリックしてください。

すると下図のような画面に切り替わり、画面下に「動画」を撮影するダイアログが表示されます。
画面で明るくなっている部分が録画範囲になります。撮影範囲は縦横で範囲指定できます。下図に一部矢印で示していますが、上下左右と四隅にある灰色の四角をドラッグして、上下左右の録画範囲を決めましょう。

範囲が決まったらキーボードの「Print Scr」キーを押すと、録画の開始と停止ができます。

録画が終わると下図のような画面に切り替わります。初めて録画したファイルを取り扱うときに、動画編集用の追加ソフトウェアのインストールが求められますので、素直にインストールしておきましょう。

動画の保存

上記で録画した動画に問題なければ保存します。動画の下に保存か削除のボタンがあります。保存形式は GIF か MP4 になります。取り直したい場合など保存しない場合は削除しましょう。

保存形式を簡単に説明すると、GIF形式での保存はアニメーションGIFというものになります。容量が軽いので取り扱いやすいです。ホームページで表示すると、撮影した動画をエンドレスでループ再生してくれます。MP4は本当の動画ファイルですね。容量が大きくなります。ホームページ上で表示すると、再生ボタンがつきます。

私はホームページ上では軽いGIF形式を選んでいます。自分の作業などをYoutubeにアップロードしたいときは、MP4形式を選んでください。

まとめ

以上、初期設定、画面キャプチャ、動画撮影と簡単に説明を行ってきました。やれることは様々ありますので、恐れずトライしてみてください。