Thunderbirdの32bit版を64bit版にアップグレード

2021年3月27日

はじめに

昔からThunderbirdを使用していますが、昔からの名残りで32bit版のバージョンをインストールしていました。特に動作に問題は無いのですが、PC自体が64bit動作をしているので、ソフトウェアも64bitで動作するものに変えたいと思います。多少なりとも、動作が早くなるのではないかと予測しています。

本ページでは、メールクライアントであるThunderbirdの32bit版を64bit版にアップグレードする手順を説明します。大きく分けて以下の2つに分かれます。

①既存のメールアカウントのバックアップ
②Thunderbirdのアップグレード

既存のメールアカウントのバックアップ

先ずThunderbirdを起動し、画面の右上の三本線をクリックします。

表示されたメニューから「ヘルプ」を選択します。

ヘルプメニューの中から「トラブルシューティング情報」を選択します。

トラブルシューティング情報のなかから「プロファイルフォルダー」を見つけ、「フォルダーを開く」をクリックします。

プロファイルフォルダーを開いたら、Thunderbird自体を閉じてください。Thunderbirdの右上の「X」をクリックして閉じます。

表示されたフォルダの場所を覚えておきます。下記だと「9nutmj4d.default」になります。覚えたら次に「Profile」をクリックして、フォルダの階層を一つ上げます。

フォルダの階層を一つ上げたら、その階層下にあるフォルダを全てコピーして、他のフォルダや外部デバイスに保存します。

以上で、既存のメールアカウントのバックアップは終了です。

Thunderbirdのアップグレード

まず最初に、こちらからThunderbirdをダウンロードしておいてください → Thunderbirdのダウンロードサイト

まず、ダウンロードしたファイルをダブルクリックします。

Thunderbirdのセットアップで「次へ(N)」をクリックします。

セットアップの種類はお好みで選択してください。通常は「標準インストール(S)」で問題ありません。選択したら「次へ(N)」をクリックします。

セットアップの確認画面がでますので、問題なければ「更新(U)」をクリックしてください。

更新が完了したら「完了」をクリックしてください。

更新されたか確認しましょう。まず、Thunderbirdを起動します。起動したら右上の三本線をクリックします。出てきたメニューから「ヘルプ」を選択します。

ヘルプメニューの中の「Thunderbirdについて」をクリックします。

Thunderbirdのバージョンに「(64 ビット)」という文字が確認できれば完了です。

以上でアップグレードは完了です。

まとめ

32bit版から64bit版へのアップグレードは何の問題もなく、簡単にできました。少し前だと、プロファイルをバックアップし、32bit版をアンインストールしてから64bit版をインストールしなければいけなかったはずなので、簡単になったものです。その手順が面倒なのでアップグレードしていなかったわけです。

アップグレードましたが、32bit版でも64bit版でも、私の環境ではあまり体感的な速度変化はありませんでした。もっと多くのメールアドレスを登録しておくとか、そもそも遅いPCを使うなどの変化に敏感な環境が無いと、最近のPCでは速度変化を体感的には感じられないのかもしれませんね。