XSERVERのサブFTPアドレスの設定
はじめに
まず、XSERVERから始めに与えられるFTPアカウントで、契約したサーバーのルートにログインできます。
なのでドメインを持つと、ドメイン名が付いたフォルダの下のpublic_htmlの下がドメインのルートになるので、いちいち移動しなければいけないので面倒です。
例えば、「sample.com」というドメインを取ったとすると、FTPで最初はルート「/」にログインします。次に、「sample.com」フォルダを探し、その次に「public_html」フォルダを探し、そこに移動しなければいけません。2度も移動しなければいけないので面倒ですよね。
ですので、一度に簡単に「/sample.com/public_html」へ移動できるようにするため、サブFTPアカウントを作成したいと思います。
複数のドメインを1つのサーバーで所有していると、移動間違いがなくなるので誤操作の確率が激減します。
本ページでは、XSERVERでのサブFTPアカウントの取得と、FTPソフトFileZillaへの登録を説明します。
XSERVERでサブFTPアカウントを作成する
まずは、XSERVERのサーバーパネルへログインしてください。
FTPの項目から、「サブFTPアカウント設定」をクリックしてください。
ドメイン一覧が表示されるので、サブFTPアカウントを設定したいドメインの右側の「選択する」をクリックしてください。
サブFTPアカウント設定画面で、「サブFTPアカウント追加」タブをクリックしてください。
設定対象ドメインを確認し、
・FTPユーザーID
・パスワード
・接続先ディレクトリ
を設定します。FTPユーザーIDとパスワードは適当に決めてください。
接続先ディレクトリは、「sample.com/public_html」と入力してください。「sample.com」の部分は各自で置き換えてください。
入力が完了したら、右下の「確認画面へ進む」をクリックしてください。
確認画面で問題がなければ、右下の「追加する」をクリックしてください。
以上でサブFTPアカウントの登録が終了です。
FTPソフトの設定のため、「FTPソフト設定」タブをクリックし、サブFTPアカウントの設定内容を確認しておいてください。
サブFTPアカウントをFileZillaへ登録する
まず、Filezillaを起動します。
FileZillaの「ファイル」メニューから「サイトマネージャー(S)」を選択してください。
左下の「新しいサイト」をクリックしてください。
「新規サイト」という名前で新たなエントリーができますので、右側の、
・ホスト(H)
・ユーザー(U)
・パスワード(W)
を入力します。
ホスト(H)はサブFTPアカウントの「FTPソフト設定」にあるサーバー名を記入します。
ユーザー名は、サブFTPアカウントに設定したユーザーID(@以降も含む)を入力します。
また、暗号化を「明示的なFTP over TLSが必要」に変更します。
設定が終了したら、右下の「OK」をクリックしてください。
また、接続すると下図のようになります。左側の赤で囲った部分が自分のローカルPCで、右側がサーバー側のフォルダになります。
これで、FileZillaで設定したら、いちいちフォルダの階層を下げる操作をせずに、一気にドメインのルートフォルダに飛ぶことができます。
まとめ
ここまでXSERVER上でサブFTPアカウントを設定と、FileZillaへの登録の仕方をお伝えしました。
FTPの接続先をしっかりしておかないと、間違ったフォルダで間違ったファイルを削除したりしてしまいます。複数ドメインを持っているとその傾向が高まります。ですので、サブFTPアカウントを設定することにより、間違い自体を無くすことが重要になります。ぜひ設定しておいてください。