Windowsで使うmiMind
はじめに
数あるマインドマップ作成ソフトの中で、スマホで使うと便利なmiMindというソフトがあります。AndroidでもiOSでも使えます。
それがWindowsでも使えるということなので、使用してみました。
本ページでは、インストールと簡単な使い方、使った感想をお伝えします。
miMindのインストール
こちらからダウンロード → miMindのダウンロードサイト
まず、上記からmiMindをダウンロードしてください。
ダウンロードしたファイルはzipファイルですので解凍してインストーラーを取り出してください。取り出したらインストーラーをダブルクリックしてインストールを開始します。
インストール先を変えるなど、特殊なことをしない限り何も設定をいじる必要はありません。
デスクトップにアイコンを作る、インストールが終わったら起動する、にもチェックを入れたままでかまいません。
問題なければ「I Agree」のチェックを入れ、隣の「Install」をクリックしてインストールを開始します。
無事インストールが成功すると「Installation Complete」となりますので、「OK」ボタンを押して完了します。
マインドマップの作成
インストールが完了すると、miMindが自動的に起動します。まず、画面下に保存する場所のリンクがありますので、右側のクラウド状のボタンをクリックしてみてください。
無料版ではできませんが、有料版にするとGoogle DriveかDropBoxのどちらかで他のデバイスとファイル共有が出来るようになります。他のデバイスと共有したい場合は有料版を購入してください。
作業を進めるために右上の「X」をクリックしてください。
元の画面に戻り、中央をクリックするとファイル作成画面になります。新しいマップを作成するので、マップの名前を決めましょう。下図では名前を「sample」にしています。
次に、マインドマップのレイアウトの選択画面になります。上に並んでいるチェックボックスで、各ノードをどう配置するか決めます。下図では左右に伸びるように選択しました。
次に、画面左側で「曲線ツリー」を選択し、各ノードをつなぐ線が曲線状になるように選択しました。
選択ができたら右下の「次>」ボタンをクリックしてください。
次はツリー全体の色を決めます。左側のパレットからお好みの色合いを選択してください。下図ではrainbowを選択し、各ノードの色を変えています。
選択ができたら右下の「次>」ボタンをクリックしてください。
一通りツリーの構成が完了すると下図のように、中央にファイル名、左右に各ノードが展開しています。
まず、中央の「sample」という文字を変更したいと思います。「sample」という中央をクリックすると、文字の周囲が様々なメニューに囲まれます。ノードを追加したい場合は右側のメニュー、画像やテキストを追加したい場合は上のメニューなど色々とありますので試してみてください。
基本的にダブルクリックすると文字の修正ができます。
Windows版の問題点
Windows版には、私が試したところ、2つの問題点がありました。
1つ目は、日本語入力がインライン変換できない問題です。日本語を入力しようとすると、入力している場所ではなく、モニターの左上に文字の変換候補出てきてしまいます。ちょっと面倒です。
2つ目は、作業中に下図の様にノードをつなぐ線が見えなくなってしまったことです。
プログラムがおかしくなったわけではないみたいですので、解決方法は簡単です。
まず、どこでも良いのでマップ上を右クリックしてメニューを出してください。
メニューの「マップテーマ」をクリックしてください。
マップテーマが右側に一覧化されるので、どれか一つを選び直すとテーマが適用され、消えた線が再び表示されます。
ファイルの保存とエクスポート
最後にファイルを保存します。miMindの右上にある「・・・」を縦にしたアイコンをクリックしてください。すると、メニューが出てきます。通常であれば「保存」をクリックしてください。
ファイルの保存先は、
C:\Users\<ユーザ名>\AppData\Roaming\CryptoBees\miMind\Maps
です。<ユーザー名>の部分は各自読み替えてください。
キーボードショートカットで「Ctrl+S」キーでも保存できます。
また、別の場所に保存したい場合は、「名前をつけて保存」をクリックし、別の名前で別の場所を指定して保存してください。
次に、他のファイル形式へのエクスポートです。上図にあるメニューから「エクスポート」をクリックしてください。すると、画面右側に様々な形式へのエクスポートメニューが表示されます。
有料版ではないので全てのファイル形式への変換はできません。例えば、HTMLファイルへは有料版でなければ変換できません。
今回は試しにJPEGのHD形式で保存を試しました。
下図が、JPEG形式でエクスポートしたファイルです。画像の左上に「miMind」のアイコンが入っていますが、綺麗に出力されています。
以上で簡単な使い方を終了します。
まとめ
スマホ版では評判が高いmiMind。Windows版だと上記不具合の件もありますが、ちょっと微妙です。なぜなら、スマホ版が開発の中心のような気がするからです。
ノードの作成、文字の修正、ファイルの添付など全ての作業が画面へのタップありきで作られています。ですので、Windowsで作業する場合、必ずマウスでのクリックが必要になります。キーボードショートカットが無いんですね。
スマホで利用する場合は良いですが、Windowsでマインドマップを作成したい場合は、mindmupやMindmanager、XMindなど他のソフトウェアを利用したほうが良いと思います。