ライティングの初歩 ピラミッドストラクチャー

はじめに

文章の書き方には様々なやり方がありますが、私がお気に入りで使ってる手順が「考える技術・書く技術」(バーバラ・ミント著)で書かれているピラミッドストラクチャーです。

論理的な文章を考えても、伝わらなければ意味がない。なので、その伝え方の1つをして感がていただければいいかなと思いこの文章を書いています。

ピラミッドストラクチャーの構造

ピラミッドストラクチャーは本来ビジネスプレゼンテーションで使われる手法ですが、アフィリエイトでも活用でき、物事を論理的に表現できる便利な手法です。

展開としては、S-C-Q-A:

  1. Situation(状況説明)
  2. Compication(複雑化)
  3. Question(疑問)
  4. Answer(答え)

の4つのパートに別れます。

Situation(状況説明)

「長い間私たちは…」
初めに読者に、彼らが既に知っているだろうことを伝えます。これは相手に話の妥当性を伝えることになります。するとすぐに相手は、
「それはわかっている。何故それを私に伝えるのか?」
という疑問を持ちますので、その話題に食いついたとわかるでしょう。典型的な状況としては、「我々は問題を抱えている」「我々はやるべきタスクがある」などです

Compication(複雑化)

「最近その状況が変化してきて…」
次に何があるだろう?複雑化は話している話題に緊張感を与えます。このきっかけがあなたが答える疑問になります。典型的な例としては、「私達がタスクを行う際に、何かが問題になり作業を止めざるをえないのです」とか、「我々はその問題に対する解決策を持っています」「その問題に対する解決策が提案されています」「我々ができなかった仕事は…」などです

Question(疑問)

「では、我々はどうしたら良いの?」
先の複雑化で論理的に提示された疑問は答えに繋がっていきます。例えば、「我々は何をスべきなのか?」「どうやって解決策を導入するのか?」「それは正しい解決策か?」「なぜその仕事ができなかったのか」などです。

Answer(答え)

「我々のすべき事は…」
疑問に関する答えは要旨の主なポイントとなります。まず導入部分を要約し、次に問題を掘りさげ、プレゼンテーションの本文を書きます。

MECE(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)

さらに、答えに説得力を与えるために、説明するポイントをMECE的に説明する必要もあります。MECEとは「漏れなく、ダブりなく」という意味です。例えば、アフィリエイトで商品を紹介する時に、メリットだけ、デメリットだけという説明はよくありません。メリットとデメリット双方があってMECEです。また、商品購入の説明を伝える時に、購入するサイトの説明だけでなく、価格(キャンペーン)、支払い方法、解約手順と、顧客が確認すべき事項を全て網羅してMECEです。つまり、購入サイトの場所がわかり、価格、支払い方法、解約手順、配送時間指定などがあなたの説明で具体的に漏れなく、ダブりなく説明されれば顧客は安心ですよね

まとめ

以上でSCQAの簡単な説明を終わります。

上記の手順はバーバラ・ミントの「考える技術・書く技術」に書かれているものです。
この本は、はじめは学術的なように見えますが、読み始めると引き込まれていきます。これまで書いてきた文章の問題点を、バーバラ・ミントは論理的思考やコミュニケーションなどの例によって説明してくれます。

これが取っ掛かりとなって一人でも参考になれば幸いです。