ポモドーロテクニック

2021年4月14日

ポモドーロテクニックとは

仕事やなにかの勉強をする時に、集中力を切らさず長時間もたせるやりかたの1つにポモドーロテクニックというものがあります。(ちなみに、ポモドーロとはイタリア語でトマトの意味です。)

やりかたは単純で、「25分間作業して5分間休憩する」というのを繰り返すだけです。この1回の25分作業+5分休憩を1ポモドーロとする単位で表現します。

長時間だらだらと作業するのではなく、短めの作業と短い休憩を繰り返すことにより、集中力が上がり、生産性が上がるという考え方です。

ですが、ただそれだけを繰り返すと疲労が溜まりすぎてしまうので、4ポモドーロ(2時間)をおえたら30分の長い休憩を取ります。

これを繰り返していくのです。

作業時間を調整する

やり方にもよりますが、人に合わせて時間は変えてもいいです。誰でも厳密に25分が良いかというとそうではないです。

作業に寄っては25分で終わるものもあるでしょうし、さらに言えば、もっと長い間集中を続けられる人もいるでしょう。その場合、1ポモドーロを「45分の作業+5分の休憩」というように変更しても何ら問題ありません。

守らなければいけない約束は、一度決めたらその時間は必ず守るということです。そうしないと意味がありません。ダラダラとやるのと変わりがなくなるからです。

休憩時間のとり方について

休憩時間になったら、作業が途中でも必ず休憩に入りましょう。ここが肝で、集中力を長続きさせるための必須事項です。決まった時間に休みを必ず取りましょう。

5分間集中して休むというのも、結構短い時間なので効率よく休憩しましょう。コーヒーを飲んだり、ストレッチをしたりするのもいいでしょう。座り仕事ならば立ち上がってストレッチ何ていうのも良いと思います。休憩というよりも作業の事を忘れて、頭の中を開放するということです。

だたし、やってはいけないことがあります。メールやスマホのチェックなど、他の「作業」をしてしまうと、次のポモドーロに集中できなくなる可能性がありますので、注意が必要です。休む時には「休む」ことだけに集中しましょう。

休憩時間だからSNSを開いてみようといって、5分休憩が15分休憩になってしまうなんて事、ざらにあります。私がそれを経験しています。確かに、次のポモドーロでは集中力が続かなかったです。


タスクを細分化する

1つのポモドーロの時間を設定したら、作業を細分化しておきましょう。そうしないと、全ての作業がポモドーロの途中で停止することになります。25分なら25分でできる範囲になるまで、作業を細分化する必要性があります。

そうしないと、あとちょっとでできると感じて、10分、20分と追加で作業をしてしまう事にもなりかねません。この、「あとちょっとで完了する」かもしれないという感覚は非常に問題です。休憩をしなければいけない時間を減らし、ポモドーロのリズムを崩してしまうため、結局大局的には集中力が続く時間を減らすことになっていまいます。

ポモドーロテクニックで使用するもの

・キッチンタイマー
 ポモドーロテクニックを開発したフランチェスコ・シリロ氏が始めにやっていた方法です。そのキッチタイマーがトマトの形をしていたからポモドーロと呼ばれています。
 それに習ったわけではないですが、私もキッチンタイマーを主に使っています。これは、単純に使いやすいからです。ただ、キッチンタイマーだと環境音を出せないので、環境音をYoutubeで流しながら使っています。

・Moosti
 パソコン用のWEBアプリになります。こちらからアクセスしてみてください → Moosti
 使い方は簡単で、ボタンを押すだけの簡単なものです。ブラウザを常に使っているのならば良いと思います。

・Youtubeの動画
 Youtubeには色々な動画がありますが、「ポモドーロ」と検索するとポモドーロ・テクニックの25分作業+5分休憩の動画が色々と上がっています。音楽や環境音をつけているものが様々あり、結構使えます。お気に入りのものがあると作業がはかどります。

・iPhoneやAndroid用アプリ
 いくつかあるみたいです。ただ、私は作業中は作業に集中するためにスマホを遠ざけているタイプなので、使っていないのが現状です。手元にあってSNSの通知が入ろうものなら気になって作業に集中できなくなるので私は一切使っていません。

まとめ

ポモドーロテクニックは実際に作業してみると効果があると分ると思います。仕事に勉強に集中力を持続して長時間効率よく作業をするには非常に有用です。私も作業の質、勉強の質が上がったと思っています。実際にタスク分解しているのですが、徐々に作業の量と質が上がっているのが中長期でわかるようになります。短期でわかることもありますが。

ただし、難点もあります。精神的に疲労していたり、体調の悪い時にやると返って疲れてしまう気がします。疲れている時にやると、25分という時間で可能なようにタスクを分解しているのですが、その精度がとたんに落ちてしまいます。25分が長かったり短かったりと色々と感覚で覚える必要もありますので、練習は必要です。